今回はi-smartの仕様で、デメリットに感じたところを私の主観ですがランキングにしてみました。
1位 標準の天井高が2m40cm
標準の天井高は2400mmで、吹き抜けを施工するか天井高2600mmのオプションを採用するかをしないと閉塞感を感じます。これがi-smartの最大の弱点だと思いました。
我が家は天井高2600mmのオプションを採用しましたが、建具や窓はそのままで、2600mmにならない場所もあり、中途半端な仕様といった印象でした。それでも2600mmにして良かったと思います。
画像は我が家のスリットスライダーの画像です。上部に20cmほど壁部分があります。また、画像右側の窓はパノラマウィンドウです。上部にもう少し開口があればいいのにと思いました。
2位 標準の床に不満
標準のEBコートの床は穴があきやすく、オプションで選べるライブナチュラルプレミアム等に比べて質感も劣ります。断熱材や全館床暖等の優れたi-smartの標準の住設の中で、床は最も見劣りする部分の一つです(私の主観ですが)。LDKだけはオプションの床かフロアコーティングを検討すべきと思いました。
物を落としてへこんでしまったEBコートの床を見ていると、「i-smartの耐震性は大丈夫なのかな?」と家の耐震性にまで疑念を持ってしまいます。それほど床の丈夫さや質感は気になるポイントです。家は性能と謳っている一条工務店なら、ライブナチュラルプレミアムに匹敵する床を標準で是非用意して欲しいものです。
我が家は標準の床に1階のみフロアコーティングを施工しました。画像は我が家のLDKの床です。住み始めて半年ほどで5ヶ所以上は穴があいており、凹んでいるヶ所もかなりあります。予算が許せばライブナチュラルプレミアムを選びたかったところです。
3位 窓の選択肢が少ない
下がFIXで上側が開けれる他社の窓があり、このような窓を施工したかったのですが、i-smartにそのような仕様の窓はなく施工不可でした。他に、横長の窓を二段に設置したかったのですがやはり不可との事でした。
また、4マスパノラマの二階部分の窓は選択の余地なく一種類の窓に定められていますが、この二階部分の窓の上下の開口幅が狭くやや閉塞感を感じます。
トリプル樹脂サッシの断熱性は優秀ですが、鉄骨メーカーに比べるとやや閉塞感がある窓になるのは否めないと思います。
4位 太陽光パネルと夢発電
一条工務店の太陽光パネルは大容量のせれるという長所がある反面、発電効率は悪いです。また、太陽光パネルが屋根とみなされるので固定資産税算定のための価格に含まれます。10kw未満のパネルしかのせないのなら、太陽光パネルによるメリットは、他のハウスメーカーとそれほど変わらないくらいかと思います。
また、夢発電を選択すると、太陽光パネルの代金については住宅ローン控除が適用されません。そして、昨今の住宅ローンの金利に比べて夢発電の利息が高すぎるように思います。せっかく一条工務店を選択しているのですから、夢発電をもう少し魅力的なものにして欲しかったです。
我が家は、搭載容量11.3kw、夢発電ではなく、住宅ローンに組み入れる方を選択しました。
5位 冬の乾燥
冬は加湿器をつけないと湿度が30%を切ります。家を建てる前から多くのブログに書かれていたので知っていたのですが、実際に生活してみると、冬場毎日1階と2階の加湿器に水を入れるのは案外面倒です。
6位 音が響く
思ったより音が響きます。間取りによると思いますが。
我が家はまだLDKにカーテンを付けていないので、そのせいで響くというのもあるかもしれませんが、キッチンの水道を使っているとテレビの音が聞こえにくい等、少し気になります。
7位 ロスガード
ロスガードに湿度が調整出来る機能がないのが残念に思います。
またロスガードが1マス(半畳)を専有してしまいます。居住空間以外の屋根裏等に設置してほしいと思います。
さらに、静かになったと言われているロスガードの音ですが、やはり気にはなります。間取りの工夫が必要です。
8位 吹き抜けを施工するときのSタレ壁
吹き抜けを施工するときSタレ壁が出てくる場合が多く、Sタレ壁を回避してうまく吹き抜けを施工するのが難しいです。
9位 階段の仕様
階段の仕様が少ないです。オープンステアの形が直線しかない等。間取り計画中、11万円のオプション代金が発生するボックス階段の提示もありました。
オープンステアも、2016年からオプション代金がかかるように変更されています。(オープンステアの手すり面の下部の仕様がより安全な物に変更されているためだそうです。)
階段の仕様でオプション代金がかかるのは注文住宅としては残念なところです。
10位 一条ルール
中二回、階段付きのロフトが無理、他理由の分からない施工ルールもあり、凝った間取りの方には向かないと思います。
例えば、壁とキッチンの距離が1515mmの次が1761mmでした。もう少し細かい設定があればいいのにと思いました。
11位 軒を出しにくい
軒は長くても90cmほどしか出せません。短いところでは20cm~30cmの場合もあります。(オプションで延伸出来ますが。)
バルコニー部分の軒だけでも、標準でもう少し軒を出せる仕様にしてほしかったです。
12位 内装や外観が似たような家になりやすい。
タイルの色が5色しか無いので、特に外観は似たようなデザインになってしまいます。
13位 最大サイズのカップボード
i-smartのオプションのカップボードは選択される方も多いと思います。この中の最大サイズのカップボードは広々していてすごく魅力的に見えましたが、引き出しが2列でした。1つの引き出しが横長過ぎて使い勝手が悪いように感じました。
14位 会社情報が非常に不透明
一条工務店はHRD(フィリピン工場)の子会社のような形式になっています。さらにそのHRDの本社は税制優遇のあるシンガポールにあるとのことです。非常に会社情報が不透明です。
まとめ
建築過程並びに住んでからについて、自分が思ったままを書こうと思っていましたが、事前に読んだブロガーさんの記事と似たような内容になってしまいました。とは言え私の主観ですので、異なるように感じた点も多々あるかと思いますが。
i-smartが出たての頃は、天井高2600mm、床にライブナチュラルプレミアム等のオプションはありませんでした。今はお金さえ出せば採用出来ますので、デメリットとは言えないかもしれませんが、私としては特に標準で頑張ってほしかったポイントですので、デメリットに入れさせていただきました。
短い説明コメントしかないので、仕様に詳しくない方には分かりにくい説明もあったかと思いますが、床や窓や太陽光パネルのことはまた少し詳しく書きたいと思います。
最大のデメリットは価格が高いことかもしれませんね!どんどん値上がりしていますし!
次回は、契約や打ち合わせの仕方、建築過程やアフターにおいて、私がデメリットに感じた一条工務店のポイントを書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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