【住宅設備】(全館床暖房)i-smartの20℃はアパートの20℃より寒い?昨年度の全館床暖の感想・・・i-smartなのに寒かったです!

こんばんは、メイトです。

今回は一条工務店i-smartに入居して1年目、つまり昨年度の全館床暖房生活の感想について書かせていただきます。


i-smartの室温20℃はアパートの室温20℃より寒い?


いよいよこの季節が来ましたねー!一条工務店で新築して本当に良かったと思える季節が!

と、このような、どれほどの数の記事やブログを見てきたでしょうか?

一条工務店で建てれば、冬はそんなに暖かいのかー!と建てる前は思っていました。

が、昨年度、つまりi-smartでの初めての冬を過ごした感想は・・・


はっきり言って寒かったです。


色々なところで暮らしてきましたが、これほど寒い生活は初めてでした。別に床暖房が故障しているわけでもないですし、一条工務店の施工不良で窓や壁の断熱性に瑕疵があったわけでもありません。単純にそのような室温になるように「かの人物」が床暖房を設定していただけです。

そのような室温とは「19℃~21℃くらいの室温」です。

この室温について思ったことがあります。仮に20℃だったとしましょう。

冬場エアコンやストーブなどを使う家で、断熱性がそれほどいい家ではない場合、エアコンやストーブ付近は25℃、窓付近は15℃、その間で計って20℃、簡単に言うとこんな感じです。

断熱性の優れた一条工務店での全館床暖房での室温20℃は、家中どこでも20℃です。(実際は、さすがのi-smartでも窓際の温度は部屋中心部よりは1~2℃下がりますが。)

何が言いたいかというと、この室温20℃の一条工務店の家は、裏を返せば「家中どこに行っても20℃より高いところがない」と考える事が出来るのではないかということです。

このような理由で、i-smartの室温20℃はアパートでの20℃より寒いんじゃないの?なんていう無意味な分析がよぎるんですよ・・・寒いのが続くと・・・


室内温度とインフルエンザウィルスの生存率の関係

上記のグラフは、資料を見て私が書いてみたグラフですので、いまいち見にくいかと思いますが、ようするに室内の温度と湿度を上げると、インフルエンザウィルスが死滅し易いというものです。 

よく言われているのが、温度22℃湿度50%が目安だそうです。これ以上の温度と湿度があればインフルエンザウィルスの生存率が非常に低いということです。

温度と湿度が高い部屋では、インフルエンザウィルスだけでなく、風邪のウイルスにも感染しにくいということが分かっています。(高い温度と湿度によりウイルスが死滅するからか、湿度によりウイルスが重くなり蔓延しなくなるからか、その両方の効果があるからか等と言われています。)

これに加えて、人間の体温が1℃上がると免疫力が約5倍になるとも言われています。この場合の体温とは深部体温のことですので、室温が1℃上がったからといって、勿論深部体温がそのまま1℃上がるわけではありません。風邪を引いた時のように、2℃も3℃も深部体温を上げるのは容易ではないですが、部屋の温度を上げれば深部体温も多少とは言え結局上がり、免疫力も高まります。

余談ですが、今年のノーベル賞は「免疫の力を上手く働かせてガン細胞を死滅させていく薬の開発の元になった研究」が受賞しましたね。

とにかくこの「室内の温度と湿度」、「体温上昇による免疫力の倍増」の両方の作用により、温度と湿度が高い部屋はインフルエンザや風邪の予防にいいということです。


i-smartで初めての冬は風邪を引きまくった?

さて、なぜこんな事を調べてみようと思ったのかと言いますと、昨年度の冬、つまり我が家がi-smartでの初めての冬、家族全員があまりにも風邪を引いたからです。12月から3月はじめに掛けて、私は5回程、子供に至っては6、7回程風邪を引いていました。家族の誰かが絶えず風邪を引いているといった状態でした。

ちなみに、一昨年のアパート最後の冬は、12月に1度下の子供(当時2歳)が風邪を引いただけで、1月以降は家族4人全員が1度も熱を出さずでした。

アパート最後の冬はたまたま風邪が少なく、i-smart一年目の冬もたまたま風邪をよく引いたのかもしれませんが、思い当たるのは部屋の温度です。アパートの時代は狭かったのもあり部屋の温度が非常に高かったです。

対してi-smart一年目の冬は、室温19.5℃、湿度30%で妻に「暑いなー!」と言われて、こちらが言い返す気も失せるといった状態でした。

色々なブログを拝見してきて、これくらいの設定温度の方もいらっしゃるようでしたが、私は全館床暖房の室温20℃は寒く感じました。加えて、家族全員、特に子供があまりに風邪ばかり引くので、妻に室温を上げようと強く言いました。

なかなか意見を取り入れない妻でしたが、妻もよく参考にしている某有名ブロガーさんの冬の様子を参考にしようと私が言いました。調べてみると、某有名ブロガーさんは自宅の室内温度の記事も載せており、その温度は・・・


なんと26℃! 素晴らしい!


我が家、これ以降室温がかなり改善されました。(笑)

室温20℃ですと寒く感じるのですが、23℃になると急に心地よく感じます。営業さんには22℃が目安と言われていましたが、私は最低23℃、出来れば24℃が風邪の予防にもいい理想の室温ではないかと思います。


全館床暖房の電気代

室温(床暖房の設定温度ではなく実際の部屋の温度)によりどの程度の光熱費の差があるかというと、昨年度過ごした感じからおおまかな概算として、

1℃1000円くらい

かと思います。1ヶ月間、室温を19℃で生活する場合と20℃で生活する場合の電気代の差が1000円くらいということです。これは比較的温暖な大阪での真冬1月で、延床35~40坪くらいの家だとしてです。(太陽光パネルの売電を余剰にしていると、これより小さい金額になるかと思いますが、ここでは単純に使用電気代のみの金額としています。)

ただ、同じ1℃の差であっても、19℃を20℃にする場合より、24℃を25℃にする場合の方が光熱費がよりかかります。これらを考慮すると、下記の通りかと思います。

全館床暖房による月当たりの光熱費の増額分(大阪1月の概算)

室温19℃⇒20℃にする—–1000円UP
室温20℃⇒21℃にする—–1100円UP
室温21℃⇒22℃にする—–1200円UP
室温22℃⇒23℃にする—–1300円UP
室温23℃⇒24℃にする—–1400円UP

この概算で19℃以下も900円+800円・・・+100円と計算すると、使用電気代の総額は19℃で生活すると4500円ということになります。24℃で1ヶ月生活すると総額10500円ということです。

上記は「覚えやすいように」おおまかに算定したあくまで目安の金額ですが、我が家ではこれに近い金額でした。

正確に算定されている方や実際の金額を公表されているブロガーさんもおられますので、参考にされるといいと思います。


i-smartの性能をどのように活かすか?

1年で最も寒い1ヶ月を全館室温20℃で過ごすのと24℃で過ごすのとにi-smartであれば約5000円くらいの差があると思われます。

ですが、もし風邪を引いて仕事を休む、又は子供が風邪を引いて面倒をみるために仕事を休むなどの場合、5000円の電気代よりはるかに損が発生するでしょうし、金額以前に風邪を引くということはなんとか回避したいものでしょう。室温を上げる事が風邪に対する予防になるとするなら、「その程度」の金額を節約するべきではないと私は思います。

他社では実現不可能な程光熱費がかかるところを、i-smartの性能が「その程度」の金額にしてくれているわけですから。24℃くらいの快適な室温にしてこそ、i-smartの性能を活かしていると思いますし、もしそれによって風邪等を予防し健康に暮らせたなら、その時こそが一条工務店を選んで良かったなと最も思える瞬間ではないでしょうか?


最後に

「快適性」に重きをおくか「光熱費の節約」を気にするか・・・一条工務店では当初から営業さんが「光熱費」の話をことあるごとにされるので、我が家では妻が感化されて光熱費重視になっているように思います。妻と同様、光熱費の節約を気にされる方は結構いらっしゃるかと思います。

寒いのを光熱費を気にして少しでも我慢されている方へ


「家中どこでも20℃より暖かい所がないのかー」と思って生活するのってがっかりじゃないですか?


「家中どこでも24℃より寒い所はないのかー」と思って是非生活してみたいものですよね!

我が家、今年の冬はこうありたいものです!

書いてるうちに、だんだん妻に対する個人的な訴え?もはや愚痴?になって来てますね。

直接言えばいい?

それがままならないんですよねー・・・



追伸

一条工務店の床暖房は不凍液式と温水式があり、我が家の床暖房は温水式でした。だんだん温水式の地域を増やしているそうです。不凍液式の皆さんのブログと我が家を比較して、

・同じ室温にしたいなら我が家の方が高い床暖房の温度設定にしないといけない?

・電気代が少し高い?

・メンテナンス費用(主に不凍液交換・補充費用)については安い?

と疑問に感じる事があります。

いずれも今のところ不明です。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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